後半はガス欠も前半はほぼ完璧な内容
【日本 4-0 イラク 国際親善試合】
W杯ロシア大会アジア2次予選が迫る中、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は11日、イラクと対戦した。
宇佐美貴史が代表初先発、長友佑都もスタメン出場を果たした。キャプテンは長谷部誠が務める。
2分、本田圭佑が左足で狙う。ミートはしなかったがGKが弾き出してCKを獲得。このCKに酒井宏樹が飛び込むもゴールは奪えない。
序盤から攻勢に出た日本は5分、先制点を挙げる。自陣から柴崎岳がスルーパスを送ると、抜け出した本田が落ち着いて流し込んだ。
9分には香川真司の左CKをファーサイドで槙野智章が押し込み、日本が追加点を奪った。
その後も日本は素早い切り替えからボールを奪い、イラクに攻め手を与えない。15分には柴崎のパスが本田に渡り、最後は岡崎慎司がシュートを放つも惜しくも決まらない。
試合を支配する日本は33分、中盤での細かいパス交換から柴崎がパス。宇佐美が持ち込みラストパスを送ると、これを岡崎が決めて3点目。リードをさらに広げた。
後半もペースを握るのは日本。ダブルボランチがいい位置取りでボールを拾い、相手に攻撃の機会を潰す。53分には香川がエリア内で仕掛けてシュートを放つ。
65分、右サイドから中央へ持ち込んだ本田が強烈なシュートを放つもポストに阻まれる。
ただ、日本は前半ほどの勢いを出せなくなり、疲れも見え始める。そこでハリルホジッチ監督が動く。66分、本田、宇佐美、香川に代えて永井謙佑、武藤嘉紀、原口元気を一気に投入する。
73分、岡崎に代えて大迫勇也、76分には長谷部に代えて谷口彰悟をピッチに送り出す。谷口はA代表デビューとなった。
後半は無得点で進んでいたが、83分、原口が得意のドリブルから代表初ゴールを決めて4-0。85分には柴崎に代えて山口蛍を投入する。
結局そのまま試合は終了。日本が4-0でイラクに勝利を収め、ハリルジャパン3連勝を達成した。
【得点者】
5分 1-0 本田圭佑(日本代表)
9分 2-0 槙野智章(日本代表)
33分 3-0 岡崎慎司(日本代表)
83分 4-0 原口元気(日本代表)
【了】