柴崎が語る“持ち味”とは
――前回から3ヶ月弱、ハリルホジッチ監督からの要求もあったと思うが、クラブのやり方もある中でどういう折り合いでやってきましたか?
柴崎 クラブと代表で違うところはたくさんありますが、意識などは練習の中に落とし込める部分ではあります。特に戦術的な部分で合わせることはなかったですけど、プレーのスピードとか意識は(トニーニョ・セレーゾ)監督に求められている戦術の中で意識するべき能力のところは意識してやってきました。
――局面の強さがこれまで以上にJリーグやACLなどで見られたというのは意識を持ってやった成果の表れか?
柴崎 徐々にボールを奪える回数も多くなってきたと思いますし、代表戦でもそうですけど、Jリーグの戦いの中でも収穫はあるので、その辺は良い傾向かなと思います。
――3月の時は攻撃的なポジションで使われたが、本来のボランチというポジションならこう出していきたいというのは?
柴崎 そうですね。出る確率が高いポジションでのイメージはできていますし、そこまで試合中にポジションにとらわれる必要もないと思っています。しっかりと守備時、攻撃時、監督の求めているポジショニングだったりを意識はしますけど、その中で自分のアイディア、閃きだったり判断を大事にしながらあんまり型にはまらない様なアイディアを出したいと思っています。チームとしての約束事を守りながら、そういった部分もバランス良く考えていきたいですね。
――アタッキングサードに3、4人がしっかり入っていくという狙いが3月の試合ではある程度成果が出たと監督は言っていたが、ボランチの選手がタイミング良く飛び出していくのがそこの迫力につながる?
柴崎 僕の能力というか持ち味が生きると思いますし、そこはクラブでやっていることとアイディア的には変わらないので、しっかりとボランチの位置から相手が混乱に陥る様な動きをしていきたいですし、前線のサポートも含めてしっかり色んなサポートをしていきたいと思います。