アーセナルに所属するFW宮市【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグは10日、2014-15シーズン終了後の各クラブに所属する選手の契約状況を公表し、今季限りで契約満了を迎えるアーセナルのFW宮市亮は放出リストに名前が記載された。
22歳の宮市は、高校時代にアーセナルの練習に参加すると、クラブを率いるアーセン・ヴェンゲル監督から高い評価を受け、5年契約を結ぶ。しかし、英国の就労ビザ発行の基準を満たしておらず、オランダのフェイエノールトに期限付き移籍。2011年2月のフィテッセ戦にて18歳1ヶ月23日での公式戦デビューを果たし、森本貴幸(現千葉)を抜いて欧州主要リーグの日本人最年少出場記録を作った。
その後、プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズやウィガン・アスレティックにローン移籍を繰り返すも、度重なる怪我の影響で十分な活躍を見せることができず、アーセナルのトップチームに定着できないまま、契約最終年もオランダのトゥウェンテでプレーすることを余儀なくされた。
なお、アーセナルとの契約延長に至らなかった宮市は、今夏にフリートランスファーとなり、国内外のあらゆるクラブと交渉することができる。
【了】