日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
11日に親善試合イラク戦に臨む日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10日、前日記者会見を開いた。
イラクは1月に行われたアジア杯でベスト4へ進出している。ハリルホジッチ監督も「イラクは良いパートナーだ。次に向けての良いテストになる。アジアカップでいい成績を収めている」と警戒を強めている。
初陣となった3月のチュニジア戦、ウズベキスタン戦では勝利を収め、就任後3連勝を目指すハリルホジッチ監督。しかし、目標は全ての試合に勝つことのようだ。
「目標をかなり高く設定した。数日間をかけて、さらに2試合勝つぞと選手に言った。勝利のスパイラルを続け、自信をつけたい。9月になるとほとんどアウェー戦になる。2015年は1つも負けない、美しい年にしたい。できるだけ沢山の試合を勝ちたいと思っている」
また、指揮官は招集された選手全員にチャンスがあることを述べた。「より良いチームを探している。今はベストメンバーというものはない。誰1人としてベストメンバーはおらず、全員がベストメンバーだ。全ての選手がそれを理解している」と、チーム内に競争があることを語った。
ハリルホジッチ監督は会見の最後に、「フィジカルや戦う意識、戦術の面においても、Jリーグの試合を観に行った時に“この人が代表だ”とすぐにわかるようなプレーをしてほしい。そういったことをメッセージとして伝えてきた」と、国内組の選手達に対してリクエストした。
【了】