佐々木則夫監督【写真:Getty Images】
W杯連覇を目指すなでしこジャパンは、カナダでの初戦でスイスと対戦し、1-0で勝利を収めた。
試合後、佐々木則夫監督は「相手も素晴らしいチームなので、とにかく勝ち点3を取ることが大きな目標だった」と安堵の表情を浮かべる。
29分に安藤梢の勇気あるチャレンジからPKを獲得し、代表通算150試合出場を達成したキャプテンの宮間あやが冷静に沈めてチームに決勝点をもたらした。
佐々木監督は宮間のPKについて「あれは決めなければいけないんですけども、決めなきゃいけない分プレッシャーがあるので、キャプテンはやってくれましたね」と称賛している。
だが、不安材料も生まれてしまった。PKを獲得したシーンで相手GKと交錯して負傷交代を余儀なくされた安藤は「ちょっと厳しい状態」と明かしている。改めて検査を受け、次戦以降の起用について検討するようだ。
先制したものの、後半は相手に押し込まれる時間が長くなり、完勝と言える内容ではなかった。佐々木監督もその点に関して「もう少し落ち着いて、日本らしくボールを回しながらできればいい」と悔やむ。
課題が見つかった日本は、次戦でエクアドルから6得点を奪って快勝したカメルーンと対戦する。佐々木監督も「次のカメルーンも非常にいいチームなので、心して、全員一丸となって頑張っていきたい」と2連勝でグループリーグ突破を決めるべく意気込んだ。
【了】