優勝争いには加われなかったローマ。CLでも失意の結果に
チェーザレ・ポレンギ(以下、チェ)「まずローマからいきましょう。採点は10点満点で5かな。満足のいく結果じゃないと思う。今シーズンはいろいろな意味でがっかりだった」
八塚浩(以下、八)「そうだね」
チェ「チャンピオンズリーグ(CL)では突破が難しいグループだったけど、ホームでバイエルン・ミュンヘンに1-7で負けた。突破のチャンスが残っていたマンチェスター・シティ戦にも完敗してしまった。初めはユベントスと同じレベルで戦えていたけど、冬になってから長く勝てない時期があったよね」
八「あったね」
チェ「その時、チームと監督が一丸になれなかった。審判や協会にすごく文句を言っていたけど、同時に結果を出せなかったのは格好悪いと思う」
八「そうだね。ガルシアは特に最後のイメージが悪かったよね」
チェ「せっかく前シーズンまでは格好よくて、スタイルがよくて」
八「いい感じだったよね」
チェ「今シーズンは普通のイタリア人監督と同じね。気になった選手は、イタリア人のフロレンツィ。サイドバックで出た試合もあったし、いろいろなポジションで使われた。あとはゴールを決めておばあちゃんのところへキスしに行ったよね。彼は良かったけど、トッティ、ジェルビーニョ、ピャニッチはかなりがっかりだった。新加入のイトゥルベは全然ダメだったし、GKのデ・サンクティスにもかなりミスがあった」
八「それでもローマがCL本選出場を勝ち取れたのは大きいよね」
チェ「それは大きいかも。『5.5』にしましょうか」
八「『5.5』でいこう」
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