イングランド代表のDFジョーンズ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イングランド代表のポール・スコールズ氏は、クラブの元チームメートで同国代表のDFフィル・ジョーンズに対してCBの適性がないと苦言を呈している。
2011年にブラックバーンからユナイテッドに加入したジョーンズは、次世代のジョン・テリーと称され、クラブと代表チームから将来を嘱望されてきた。しかし、それから4年が過ぎて23歳となったが、最終ラインで軽率な判断ミスを犯すことも少なくなく、CBとして不動の地位を築けていない状況が続いている。
スコールズ氏は、7日の国際親善試合アイルランド対イングランドの試合前に英メディア『ITV』で「CBとしての彼は賢いFWと対峙すると簡単に引っ張り出されてしまう。SBとしてもポジションの位置取りでクレバーさが足りない。スタミナとパワーはいずれも悪くないが、CBを務められるほどの利口さはないと思う」と、ジョーンズの守備に疑問を投げかけた。
また、英紙『デイリー・ミラー』では元イングランド代表のDFリー・ディクソンが「ジョーンズが本物かどうかはまだ確証がない。私は彼の実力に疑いをもっている。今日の試合を見る限りでは、(ナサニエル・)クラインにチャンスを与えたほうがマシだ」と、同選手のパフォーマンスを酷評した。
なお、ジョーンズが右SBとして先発出場したイングランドは、試合全体で相手にペースを握られ、スコアレスドローに終わった。同国は現地14日に敵地で行われるユーロ予選でスロベニアと対戦する。
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