62歳ながら…。選手と一体となってトレーニングを行うハリルホジッチ監督
この合宿を通して感心させられたのはハリルホジッチ監督のバイタリティーだ。選手と一緒に途中まで走り、体幹メニューをこなし、さらにテクニカルなプレーを選手に実演してお手本を示す。
時にはパスの出し手になるなど、トレーニングで選手と汗を流しながら指導していくタイプの監督なのだが、とにかく良く動くのだ。そうしながら選手の細かいところまでチェックし、指示につなげていく。
監督には色んなやり方があり、どれが正解ということは無いのだが、62歳のハリルホジッチ監督が常に節制して体調管理をこころがけ、ランニングや体幹トレーニングを日課としている理由は健康を維持するだけでなく、選手と一体になって効果的なトレーニングを行っていくことも大きな目的であることがよく分かる合宿だった。
7日目の午前練習のあとには子供を対象にサイン会を行い、ハリルホジッチ監督も本田や香川と共に1人1人の子供にサインをした。そして午後には本田と香川が木曜日の午後に長友と岡崎が行ったのと同じテクニカルなスペシャルトレーニングをこなし、海外組の合宿は区切りを迎えた。
ここから国内組が合流し、どういう合宿になっていくのか。16日のシンガポール戦まで長丁場となるが、引き続きしっかり取材していきたい。
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