海外組中心となったここまでの代表合宿
海外組のための7日間の合宿を終えた日本代表は、いよいよ国内組が合流して11日のイラク戦、16日のW杯二次予選シンガポール戦に向けた全体合宿がスタートする。
この7日間をおさらいすると、まずハートレートを使ったランニングメニューで選手の心拍数をチェックし、その後のトレーニングによって体力とコンディションを引き上げること。技術や判断にフォーカスした練習メニューでディテールの重要性を意識させることを目的としていた。
初日から長谷部誠、川島永嗣、吉田麻也、清武弘嗣、原口元気、酒井宏樹、酒井高徳、大迫勇也の8人が参加。そこから3日目に岡崎慎司と長友佑都、5日目に本田圭佑と香川真司が合流し、うまくグループ分けしながらメニューを消化していった。
初日組は木曜日の午後がメディカルチェック、日曜日の午後が休養に当てられたが、午前と午後を合わせ1週間で13回の練習は最大2時間におよんだが間延びが少なく、非常に集中力の高いトレーニングだった。
フィジカルからテクニカルまで様々なメニューが行われたが、興味深かったのが木曜午前と金曜午後のシチュエーションを想定した3対3、4対4の練習だ。木曜午前は途中合流の長友と岡崎がランニングメニューをこなしていたため、GK川島を入れた8人、金曜午後は2人が入り10人で行った。
木曜午前の3対3のメニューは以下の通りだ。
【1】ボランチ的なパサー、守備側にGKを付けたゴール前の3対3
【2】サイドから縦にえぐってのクロス、守備側にGKを付けたゴール前の3対3