「この代表2戦で絶対に結果を残したい」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督とも直々にコミュニケーションする機会はこれまで以上に多かった。指揮官から突きつけられた要求を彼は脳裏に強く刻み込んだという。
「監督は『これから予選に向けて要求を厳しくしていくぞ』と。『海外組にはもっと強く要求する』と言ってました。そういう中で、自分のやるべきことは、攻撃でいかにして得点を生み出すか。その過程としてどうやってチームとして連動してやれるかってこと。
代表はつねに集まれる集団じゃないし、メンバーも変わる。そういう中でいかに自分の力を証明していけるか。自分自身にも強くプレーの要求をしていきたいと思います」
そのためにも、ハリルホジッチ体制初ゴールをいち早く決める必要がある。3月のチュニジア(大分)・ウズベキスタン(東京)2連戦では、ザックジャパン時代から代表の重要が得点源となっていた岡崎、本田が揃ってゴール。
さらには新世代の宇佐美貴史(G大阪)や柴崎岳(鹿島)らも得点を奪った。が、香川は本職のトップ下に入りながらノーゴール。これは本人にとっても不完全燃焼感が色濃かったに違いない。
「来シーズンのドルトムントもそうですけど、やはり結果を残していかないと評価されない。そこの意欲はさらに増してるので、この代表2戦で絶対に結果を残したい。どうやったら(点を)取れるかっていう道筋はこの1週間で立てていきたいと思います」と本人も今季ドルトムント終盤戦で見せたゴールラッシュを再現する構えだ。
【次ページ】「またCLに帰れるように頑張ります」