川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表は6日、海外組によるトレーニングを行い、選手たちはゲーム形式を含めたハードな内容をこなした。
フィールドプレーヤーと同じメニューをこなすGKの川島永嗣は、トップコンディションを取り戻すことに努めている。
今季は所属するスタンダール・リエージュでレギュラーポジションを奪われ、長く試合から遠ざかっていたため、試合勘の不安が指摘されているが、本人も「僕は自分のチームでプレーできていませんけど、そんな状態でも代表でプレーするのは難しいとコーチも言っています」と困難な状況を認めている。
そのことについて監督とも直接話しをしているといい、そのうえで「僕は自信を持っていますし、全てをピッチで見せるつもりでいます。もちろんトレーニングでも見せています」と自信をのぞかせた。
引き続き欧州でプレーしたいと語る川島には、スタンダール・リエージュ残留というオプションもあったようだ。しかし、「自分のファーストプライオリティはCLでプレーすること。もしスタンダールが昨季プレーオフで勝てていたら自動的にCLに出ることができたんですが、でもそれは叶わなかった。それに僕は5年間ベルギーでプレーして、自分には新たなチャレンジが必要だと思っています」と夏の移籍をほのめかす。
「ベルギーに行った時、自分のゴールはより高いものだと考えていたし、5年が過ぎてGKとして欧州で達成できていないものがある」
さらに上のレベルへの挑戦を望む川島だが、まずは代表での信頼回復が最優先だ。「自分にとって代表は常に特別な場所なので、この場所でやりつづけたい気持ちは常にある」と日本代表への想いを明かし、「信頼っていうのは勝ち取っていかなきゃいけないものだと思うし、保証されたものでもない」と決意を新たにした。
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