香川真司【写真:Getty Images】
約1週間後から2連戦を控える日本代表は5日、海外組が千葉県内でトレーニングを行った。
ドルトムントでのシーズンを終えて合流した香川真司は、終盤に調子を上げてチームのヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。「結果が出てない時もしっかり集中してトレーニングはやったからこそだし、日々の積み重ねかなと思います」と好調の要因について明かしている。
最後の試合から小休止を挟んで代表のトレーニングに参加して強度の高いランニングメニューを中心にこなした香川は「しっかりと集中力とコンディションはキープしたい」と意欲的だ。
そして、選手だけでなくヴァイッド・ハリルホジッチ監督のモチベーションも非常に高い。香川は監督からの要求に対し、「今回の予選もそうですし、これからのことについて、代表に対してすごい思い入れがありますし、そういう意思を強く感じた」と好印象を抱いている。
香川自身は「厳しい要求をされるべきですし、僕たちは世界で勝てていないから」と気を引き締める。昨年のブラジルW杯を引き合いに出して「悔しい思いもして、やっぱりこのチームで長年やらしてもらっていますから、自分でも引っ張ろうという気持ちは強い」と述べ、リーダーシップを発揮してチームを引っ張る姿勢だ。
そのうえで「責任感だったりね、そういうメンタル的なものも自分には必要になってくると思っている」と課題を挙げた。
監督の貪欲に勝利を求める姿勢に触発されたのか、いつも以上に頼もしい発言で気持ちを高める香川は「ワールドカップ予選に向けて監督は勝ちにいくと強く言っていますし、それをしっかりと結果として僕たちも残していきたい」と意気込みを語った。
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