マンチェスター・ユナイテッド残留を明言したアンヘル・ディ・マリア【写真:Getty Images】
移籍が噂されるマンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ディ・マリアが、来季もクラブに残ると明言した。
開幕前にレアル・マドリーから6000万ポンド(約103億円)の移籍金でユナイテッドへやって来たディ・マリアは、3ゴール11アシストを記録したもののリーグ後半戦で徐々にパフォーマンスを落とし、終盤戦にはルイス・ファン・ハール監督から先発を外されていた。
アルゼンチン代表のディ・マリアにはパリ・サンジェルマンやバイエルン・ミュンヘンなどが興味を示していたが、英紙『サン』のインタビューに答えたディ・マリアは「僕はコパ・アメリカでプレーする。その後、来季に向けてマンチェスターに戻ってベストを尽くす」と述べ、移籍の噂を否定した。
マドリーでは決定的な存在だったディ・マリアだが、イングランドでの生活に苦しんだことを認めている。
「僕にとっては苦しいシーズンだった。他の国の、他のリーグだったことが原因だったと思う。このリーグはスペインよりもよりハードだ。だから思った以上に順応することが出来なかった。リーガとプレミアリーグは明らかに違う。プレミアの方がフィジカルが強い」
一方、苦しんだ中でも自身のパフォーマンスには一定の評価を下している。
「ファン・ハール監督が僕をベンチに置くことを決断するまで、様々なポジションでプレーした。僕はリーグで2番目のアシストといくつかのゴールを決めた。最初のシーズンにしてはよくやったと思うよ」
スペインで輝きを放ったディ・マリアは来季のマンチェスターでその姿を取り戻せるだろうか。
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