イラクとシンガポールとの2連戦を控える日本代表は4日、海外組が練習を行った。

　前日の午後からチームに合流している長友佑都と岡崎慎司は、他のメンバーがオフをもらって休養する中、2部練習で汗を流した。

　長友と岡崎は17人のスタッフらとともに特別練習を行い、細かいタッチのドリブルやフェイント、シュートパターンの練習などを1時間半にわたって消化した。

　今回のような細かい技術の練習を代表合宿でやるのは初めてだと語る岡崎は、「改めて技術が大事だっていうことを感じた」という。

　そして「技術は大事だと思うし、こういう練習で顕著に自分がもっとうまくなりたいなって思いが出るんで、単純にサッカー小僧としてうまくなりたいなと思いましたけど。もちろんそれは確実に自分の力になること」と、技術練習の成果について述べた。

　今回の特別練習にもハリルホジッチ流が生かされている。岡崎は「単純に足先だけの技術じゃなくて、何でこの技術が必要なのかを監督が明確に言ってくれる」と、細部までこだわり抜かれたメニューに「もっとうまくなりたい」という気持ちを刺激された。

　決して斬新ではないが、忘れかけていた初心を思い出させる効果的なトレーニングで、貪欲にさらなる得点量産を目指していく。

【了】