モナコに所属するMFコンドグビア【写真:Getty Images】
アーセナルは、マンチェスター・ユナイテッドと争奪戦を繰り広げるサウサンプトンのMFモルガン・シュナイデルランの獲得を断念し、モナコに所属するMFジョフレー・コンドグビアに的を絞ったと、英紙『テレグラフ』や『メトロ』など複数メディアが報じている。
アーセナルは夏の移籍で守備的MFの補強を最優先事項に考えており、プレミアリーグで安定したパフォーマンスを維持するシュナイデルランとの合意に最も近付いているクラブだと見られていた。しかし、ここへ来て豊富な資金力を武器に大型補強が計算できるユナイテッドへの移籍に向かっているようで、アーセナルはターゲットの変更を迫られている。
そのため、アーセナルはもう一人の獲得候補と言われ続けてきたモナコのコンドグビアに狙いを定めたようだ。ランスの下部組織で育った22歳のフランス代表は、力強さを売りにするボックス・トゥ・ボックス・プレイヤー。今季のリーグアンでは23試合に出場してチャンピオンズリーグ出場圏内の3位確保に貢献し、CLラウンド16ではアーセナルを敗退に追い込んで欧州での評価を高めた。同選手の移籍金は2540万ポンド(約48億円)が見込まれており、市場価格2500万ポンド(約47億円)と言われるシュナイデルランとはほぼ同額のコストとなる。
なお、イタリアのインテルもマンチェスター・シティのMFヤヤ・トゥーレを獲得できなかった場合の代役としてコンドグビアの補強を検討しているため、アーセナルはいずれにせよ争奪戦が避けられない状況だ。
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