FIFA会長選の立候補を発表した鄭夢準会長【写真:Getty Images】
大韓サッカー協会の鄭夢準名誉会長が3日、FIFA会長選立候補を示唆したと、韓国メディアが報じている。
速報では正式な立候補とされていたが、続報では同会長は現時点での立候補を否定。ただし、今後立候補する考えがあることも認めている。
現地時間の2日、現会長ゼップ・ブラッター会長が辞意を表明し、新会長選出のための選挙の実施を発表していた。
鄭氏といえば、その強腕ぶりが知られる。2002年大会の招致活動で、当初日本は単独開催を目指していた。当時のアベランジェ会長の支持をとりつけリードしていた日本だが、鄭氏が巧みな交渉術で欧州票を確保。結局、日本と韓国の共催に持ち込まれた。
日本にとっては宿敵が立候補したことになる。カタールに決まった2022年大会には韓国も立候補しており、もし鄭氏が当選すれば今後の日本の招致活動に少なくない影響が出るだろう。
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