「自分に足りないところ、いいところを言ってくれる」
大迫は「今季3得点という結果はまだまだ全然。代表でスタメンで出るには、チームで結果を出すことが大前提だと思う」と自分がドイツでの結果で岡崎に劣っていることを素直に認めている。
そのうえで「うまく前線で起点を作って、ゴール前での迫力や点を取りに行く姿勢を出すことで結果もついてくると思う。今回はそういう形をどんどん出したいですね」と自身のやるべき仕事を明確にしている。
こうした具体的なイメージを描けるようになったのも、ドイツ1年半の経験の賜物だろう。今の彼は、アルベルト・ザッケローニ監督から確固たる信頼を勝ち取れなかったブラジルワールドカップの時とは違うのだ。
ハリルホジッチ監督が改善点を事細かく指摘してくれるのも、今の大迫にとって心強いところ。
「厳しいイメージがありますけど、自分に足りないところ、いいところを言ってくれる。それをうまく消化して成長していければいいと思うし、ちゃんと見てくれている。そこは自分にとってプラスになる部分です」と彼は熱血指揮官のアプローチに刺激を受けながら、ハードメニューを積極的にこなしている。
3日から岡崎も合流するため、本当の勝負はここから。大迫には、点取り屋としての劇的な真価をこの6月シリーズで見せつけてることが求められる。
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