「結果にホントにこだわってやりたいと思います」
2014年1月にドイツ・ブンデスリーガ2部の1860ミュンヘンへ移籍し、半年で1部のケルンにステップアップした大迫。迎えた今季は開幕2戦目のシュツットガルト戦で初ゴールを挙げるなど、序盤の彼は悪くない状態だった。
しかしその後、徐々に出番が減り、試合に出たり出なかったりになってしまう。「ブンデス1部に慣れるのに時間がかかった」と本人も昨年末から今年にかけての苦しい期間を振り返る。それでも終盤10試合はピッチに立つ時間も増え、通算3得点と結果も着実に上向いた。
「残り10節くらいから十分な時間が与えられてきたので、いい形でプレーできたし、周りからの信頼も少しは得られた。(同じ日本人の)長澤(和輝)と共有できることも多かった。
そういう意味でも来季はすごく自分にとっても大事な年になると思うし、結果にホントにこだわってやりたいと思います」と大迫はブンデス1部で戦っていける手ごたえを自信をつかんで、今回の代表2連戦に合流してきたようだ。
とはいえ、1トップを巡る争いはやはり厳しい。というのも、今季ブンデス12ゴールを挙げ、2年連続2ケタ得点で評価を一気に上げた岡崎慎司(マインツ)という絶対的存在が君臨しているからだ。
抜群の身体能力を誇る川又堅碁(名古屋)も「失うものは何もない」という覚悟を胸にサバイバルに参戦してくる。今回の2連戦は彼ら3人がFWの定位置を賭けてしのぎを削ることになるのだ。