電話1本で解雇にされてしまったDFライアン・テイラー【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグで最終節に勝利し、残留を決めたニューカッスルだが、たった1本の電話で2選手が解雇された。大手メディア『スカイ』が2日に伝えている。
解雇されたのはDFライアン・テイラーとMFホナス・グティエレス。両選手はニューカッスルとの契約が満了し、今季限りで退団となったが、その通知方法がたった1本の携帯電話だったという。
テイラーとグティエレスの2選手はコーチングライセンス取得のために、トレーニングに行っていた様子。その時にニューカッスルの代理監督(ヘッドコーチ)のジョン・カーバー氏からテイラーに電話があったようだ。
その電話内容が、契約更新なしで解雇であることだったが、さらにその電話口でグティエレスに同様のことを伝えるため電話を代わることを頼んだという。
テイラーは『スカイ』に対し「ジョン・カーバーが僕に電話をしてきて、クラブが僕の契約を更新をしないことを伝えてきたんだ。そして、僕は彼と少し会話をした。でもさらに彼は、電話をホナス(グティエレス)に代わってくれと頼んだんだよ」と、状況を説明している。
しかし、「彼(カーバー)を責めることはできないよ。クラブの命令に従っただけだからね」と、電話をしてきたカーバー氏については擁護した。
グティエレスはクラブの対応に「通知するにも他にもまともな方法はあっただろう。電話にしても、僕本人か、もしくは代理人に直接電話してきて、『今までありがとう。でも、契約更新はしない』と言うぐらいできたはずだ」と、嘆いている。
また、今回のクラブの誠意のない対応にファンたちも腹を立てている。
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