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ルイス・フィーゴ氏【写真:Getty Images】
FIFAのゼップ・ブラッター会長は2日、記者会見を開いて辞意と再選挙実施の意思を表明した。
先月29日の会長選挙直前、立候補を取り下げていたルイス・フィーゴ氏がブラッター会長の辞意表明直後にフェイスブックを更新している。
「FIFAとフットボールにとって良い日だ。変革の時がついにやってきた。私は金曜日に遅かれ早かれこの日が来るだろうと言った。それがまさか今日来るとは! いま我々は責任を果たし、落ち着きを与え、世界中でダイナミズムにあふれ、透明で民主的なFIFAの新しい時代を始めるために、合意できる解決策を見つけるべきである」
ブラッター会長の決断を歓迎し、いまこそFIFAの改革に乗り出すべきと宣言したフィーゴ氏は、新会長を決める再選挙に出馬するのだろうか。
立候補を取り下げて会長選の行方を見守った後、ブラッター会長5期目の当選に「FIFAはすべてに責任を負い組織をリードする必要があるが、誠実さ、透明性、合法性および民主主義の最も基本的なルールを無視している」、「今日は暗黒の日だ。FIFAが、すべてが、サッカーが失われた」とまで現状を嘆いていたが、状況は180度変わっている。
先月の会長選挙でブラッター氏と一騎打ちを演じたヨルダンのアリ王子はすでに再出馬を表明している。
【了】