11日のイラク戦と16日のロシアW杯アジア2次予選に向けて始動した日本代表は2日、海外組のみが練習を行った。

　酒井宏樹が所属するハノーファーは、最終節で1部残留を決めた。苦しいシーズンを戦ったことについては「調子の悪いチームのDFラインはプレッシャーもかかりますしね。普段だったらもっと繋ぐところをリスクを負わずに蹴ってしまうことも多くなった」と心境を吐露。それでも降格を逃れたことには安堵していた。

　ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制で迎えた最初の2試合は、縦へのスピードがかなり重視されていた。プレーする側としても勝手が違ったようで、酒井宏は「あれは間違いなく速すぎた」と、まずは監督が目指すサッカーにトライした形だと説明する。

　日本代表への思いについては「国を背負って戦うものなので特別」と明かし、「いつも以上のプレッシャーがかかりますし、それに合わせたプレーをしていきたい」と、代表に恥じないパフォーマンスを披露することを誓った。

　内田篤人が怪我のため招集外となるなど、右サイドバックを務める酒井宏への期待も高まっている。代表チームにプレーで貢献することで、自身の価値を高めていきたいところだ。

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