ブラッター会長とバルク事務局長【写真:Getty Images】
複数幹部が贈収賄や資金洗浄の疑いで逮捕された汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は、2日に緊急記者会見を行った。
FIFAは、2010年ワールドカップを招致した南アフリカ政府から資金を受け取り、起訴されたジャック・ワーナー元副会長に対して送金手続きを行った人物が、FIFAのジェローム・バルク事務局長であった可能性が高いと米紙『ニューヨーク・タイムズ』や英紙『ガーディアン』など世界中のメディアが一斉に報じ、送金された事実を示す文書を紹介するなど、未だ事件の収拾がついていない。
会見に出席したゼップ・ブラッター会長は「自分は会長の立場をよく考えている。会長選は終わったが、FIFAが向き合ってる問題はまだ終わらない。FIFAには深い改革が必要だ。だから特別総会を開催して、新しい会長を選ぶ、その時まで私は会長の役割をする」と、明かし、会長の再選挙を行うことを明言した。
そして「次の総会は来年メキシコで行われる予定が、できるだけ早くやりたい」と、出来るだけ早い再選挙を望んでいる。
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