アデミウソン【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスに加入したFWアデミウソンが、試合中に発生した推定マグニチュード(M)8.5の地震や日本サッカー、そして中村俊輔についても語った。ブラジル『グロボエスポルテ』が1日に伝えている。
30日に行われたガンバ大阪戦が一時中断されていた間、相手の同胞FWリンスに教えてもらうまで地震だと気づいていなかったと主張するアデミウソンは、ピッチで揺れは特に感じなかったようだが、「観客席にいた妹や友達は凄く感じていたと言っていたから彼等がビックリしたことは想像するよ。神様のおかげで何も起こらなかったみたいだから良かった」と述べた。
アデミウソンは、新天地に関して「日本のサッカーファンの情熱には驚いた。日本人は物事を別々に分析できる。選手のプロ生活を私生活と混ぜてはいけない」と、日本人のサッカーに対しての視点を称えた。
日本だけでなく、アデミウソンはJリーグ移籍への満足感も示した。
「最初は迷っていたけど挑戦を受け入れ、今は後悔していないし、ここではとても幸せだ。素晴らしい国だしリーグのレベルもエクセレントだ。唯一の困難は言語だね、通訳なしだと少し難しい」
なおモンバエルツ監督がアデミウソンを様々なポジションで起用したことについては「僕はセンターフォワードだけどもっと後ろのポジションでも居心地は良いよ。日本に来てから僕は、監督がベストだと思う判断に従うことだけははっきりしている」と、プロ精神を語った。
また、負傷で離脱中の同僚MF中村俊輔については「ナカ(中村の愛称)は偉大な選手、とてもポジティブで謙虚なプロフェッショナル。復帰したら大きな助けになる。マリノスのサポーターも復帰を希望していることだろう」と、同選手を絶賛した。
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