ミラン2年目のシーズンを終えた本田圭佑【写真:Getty Images】
セリエA最終節が現地時間の31日行なわれ、日本代表FW本田圭佑のミラン2年目となるシーズンが閉幕した。
昨冬ミランに加入した本田にとって初めてフルシーズンを戦った2014-2015セリエA。今季は29試合に出場し6ゴール5アシストを記録した。
本田にとっては浮き沈みの激しいシーズンとなった。序盤戦はまさに「爆発」に相応しい活躍ぶり。7試合で5ゴール2アシストとチームを牽引した。その後は守備での健闘が目立つ試合が多くなり、年明け以降はアジアカップ出場により4試合を欠場。4月には負傷で4試合を欠場し、終盤戦のローマでようやく復調の2アシストを記録した。
それでも低迷するミランでチーム内得点ランキング3位となったことは評価されるべきポイントだ。FWジェレミー・メネズ(16ゴール4アシスト)、MFジャコモ・ボナベントゥーラ(7ゴール4アシスト)に次ぐ成績となった。
一方で課題がみえるのは味方との連携だ。本田の1試合平均パス数は「29.7」。チーム内順位は20位に相当する。パス成功率も79%と高いとはいえない数字で、チーム内順位も23位に甘んじている。たびたび「試合中に消える」ことが指摘されていたが、常にプレーに関わっていく姿勢が求められそうだ。
今季はセリエAで10位と低迷したミラン。それでも本田は残留希望を表明している。名門の復活を担えるか、来季の活躍に注目が集まる。
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