ミランのフィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】
セリエA最終節が30日に行われ、ミランは3-1でアタランタに勝利してシーズンを終えた。
試合後、伊『スカイ』で今季を総括したミランのフィリッポ・インザーギ監督は「目覚めたのが遅かったのは悔やまれるが、我々はここから再スタートを切る必要がある。このチームはいいサッカーをし、クラブのアイデンティティを持っていると確認できた」と述べ、終盤の戦いに手ごたえを感じているようだ。
今季限りでの退任が既定路線と見られている中、インザーギ監督は「私には契約がある。もし人々が信じてくれれば我々は前進するが、そうでない場合クラブがこの状況を評価するだろう」と去就については明言しなかった。
そして、「チームや私のスタッフたちは、難しい状況でも本物の男であることを見せてくれた」と周囲への感謝を口にし、「ここでプレーしている選手たちは重要なグループで、彼らがいなければ我々は戦うのを諦め、最後の5試合すべてで敗れていた可能性もあった」と、チームの姿勢を称賛している。
来季もミランで指揮を執るのかは不透明な状況だが、インザーギ監督は「振り返るべき点はない。どこが間違っていたのかは知っている」としたうえで、「指導者として常にアイデンティティとスタイルを持っていることを証明しなければならない。我々はしばらく自分たちのやり方を見失っていたのは事実だが、私はこのチーム独特のアプローチを感じている」と今後に向けた意気込みを語った。
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