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香川、恩師の花道飾れずも先制点アシストでチーム最高点「良かった選手の一人」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川、恩師の花道飾れずも先制点アシストでチーム最高点「良かった選手の一人」

敗戦もチーム内で高評価を得たMF香川真司【写真:Getty Images】

【ドルトムント 1-3 ヴォルフスブルク DFBポカール 決勝】

 DFBポカール(ドイツカップ)決勝戦が現地時間30日に行われ、MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントとヴォルフスブルクが対戦した。

 ユルゲン・クロップ監督、前主将のセバスティアン・ケールのドルトムントでの最後の試合だったが、先制点も実らずドルトムントが1-3で敗戦。ヴォルフスブルクが同杯の初優勝を決めている。

 恩師と前主将の花道を飾ることが出来なかったものの、先制点をアシストし、数多くの決定機を演出した香川に対してドイツ各紙は高評価を与えている。

 地元紙『レヴィア・シュポルト』では「3-」とMFヘンリク・ムヒタリアンに次ぐチーム2位となる評価を与え、地元紙『ルール・ナッハリヒテン』は「2.5」、『デア・ヴェステン』では「2.0」とチーム最高評価を付けた。

 『レヴィア・シュポルト』は、「素晴らしいクロスで(ピエール=エメリク・)オーバメヤンへ1-0となるアシストをした。そして18分には(マルコ・)ロイスへビッグチャンスを演出。50分の得点機は逃したが、ドルトムントの中でも良かった選手の一人」と、評している。

 チーム最高点を与えた『デア・ヴェステン』は、「いつも通り、ボールに対して絶え間ない努力を惜しまなかった。それ以外でも、ボールを持てば力強かった。そしてオーバメヤンへアシストし、さらに18分にはロイス、43分にもオーバメヤンに対しては1000%の確率で2-0にできるチャンスを演出している。不幸なことに50分のロイスの横パスから放ったシュートはわずかにゴールをそれてしまった」と、多くのチャンスを演出したことを評価。

 同様に最高点を与えた『ルール・ナッハリヒテン』も「数週間前にはメンタル的に弱っていることを認めていた。しかし、プレーからはそのことをあまり感じられなかった。クロップ監督の愛弟子は、シーズンが終わりに近くなるほど、調子を上げている。ヴォルフスブルクとの決勝では、わすか5分で、コンディションが良いことを証明。かなり冷静で、正確なパスをペナルティーエリア内のオーバメヤンに送り、ドルトムントの先制点につなげている。その後も精力的に動き、意表を突くようなプレーも試みたが、報われることはなかった。最高のチャンスは、シュートがギリギリで外れてしまった50分の場面。また、80分に放ったシュートはGK(ディエゴ・)ベナーリオに巧みに止められた」と述べている。

 ※ドイツ紙は「1」が最高、「6」が最低点。

【了】

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