オスカル【写真:Getty Images】
セリエAを4年連続で制し、イタリアで絶対的な地位を築いているユベントスが、新たな司令塔を探している。
今夏ポール・ポグバやアンドレア・ピルロが退団すると報道され、中盤の再編が進む可能性を指摘される中、新たな獲得候補の名前が浮上した。
英紙『ミラー』など複数メディアが29日に報じたところによれば、ユベントスは900万ポンド(約17億円)という“格安”での引き抜きを画策しているという。
この金額は2012年にチェルシーがオスカルを獲得した時のおよそ半額で、2019年まで契約を残す主力選手に対しては安すぎるが、オファーの内容にその理由が隠されていた。
ユベントスはオスカルをまず1シーズンの期限付き移籍で獲得し、合わせて買取オプションを契約に盛り込もうとしているのだ。
今季は28試合に出場して6ゴール8アシストを記録したオスカルだが、最後は太ももの負傷でコパ・アメリカ出場を逃してしまった。加えてエデン・アザールの活躍の陰に隠れ、チーム内での地位は絶対的ではない。
実際にリバプールからラヒーム・スターリングを獲得するためトレード要員となる案も浮上するなど、今夏のチェルシー退団もありうる状況だ。
世界トップクラスの実力を誇る王国産の司令塔が、ジョゼ・モウリーニョの庇護下を離れるのか、動向に注目が集まる。
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