武藤嘉紀のマインツ移籍が決定【写真:Getty Images】
FC東京は30日、FW武藤嘉紀のマインツへの完全移籍を発表した。
以前からチェルシーをはじめ、多くのクラブからの関心が報じられていたが、マインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネージャー)が自ら来日して交渉を行うなど、ドイツ行きが秒読みと見られていた。
ついに決断を下した武藤はクラブ公式HP上で「今回このようなチャンスをいただけたのは、チームメイト、クラブ関係者、指導者の方々をはじめ、これまで武藤嘉紀に関わって下さったたくさんの方々、そしていつでも側にいて勇気を与えて下さり、応援して下さったファン・サポーターの方々のおかげです。本当に、本当に、感謝の気持ちで一杯です」と感謝のコメントを発表。
さらに「自分の中で決断するまでには、いろいろな葛藤や迷いもありました」と明かした上で、「たくさんの方々に恩返しできるように、自分ができることを精一杯やりたいと思います」と新天地での意気込みを述べている。
FC東京でプレーするのは残り3試合だ。ホームで行われる6月27日の清水エスパルス戦がラストゲームになる。武藤は「いまは自分が育ってきた、愛するFC東京のために、次の試合でいいプレーをすること、ゴールを決めること、チームが勝つことだけを考えます」と、最後まで全力で愛するチームへ尽くすことを誓っている。
6月末までは日本でプレーするが、その後の渡独スケジュールなどは現時点で未定となっている。また、マインツは武藤との契約期間を2019年6月末までの4年間と明らかにしている。
【了】