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FIFA会長当選のブラッター氏、愛人同伴で総会出席。汚職事件も意に介さず

text by 編集部 photo by Getty Images

FIFA会長当選のブラッター氏、愛人同伴で総会出席。汚職事件も意に介さず
愛人とともに笑顔をみせるブラッター氏(右)【写真:Getty Images】

 現職副会長を含む幹部複数が逮捕された汚職事件を抱える国際サッカー連盟(FIFA)は29日、第65回総会で会長選挙を予定通り実施し、現職のゼップ・ブラッター氏が5期連続当選を果たした。

 新任を目指すヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子との一騎打ちとなったブラッター氏は、1回目の投票で133票(アリ王子は73票)と相手を圧倒。両名とも過半数に至らなかったため再投票となったが、2回目の投票を前にアリ王子が辞退し、ブラッター氏の再選が決まった。

 しかし、選挙2日前にスポーツ史上最大のスキャンダルが明るみなったにもかかわらず、ブラッター氏がチューリッヒでの総会会場に愛人を同伴させ、余裕の笑顔を見せながら結果を待つ様子が英紙『デイリー・メール』 で報じられた。

 ブラッター氏の愛人である51歳のリンダ・バラス氏は、FIFAの職員を務め、1998年に不動産会社の経営者であるクリスティアン氏と結婚。現在は2人の子供をもつ既婚者だが、2013年夏にブラッター氏と出会って以降不倫関係がたびたび報じられており、公然の浮気相手として同伴する姿が目撃されるようになった。

 なお、79歳のブラッター氏は過去に3度の結婚と離婚を繰り返し、現在は独身。3名の元妻は同氏に新しい恋人ができたことを喜んでいるという。5度目の当選を果たして公私ともに順調なブラッター氏は、FIFAの混乱も意に介ささず、新恋人と充実した日々を過ごしている。

【了】

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