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香川真司 9年前

時代の行方を賭けた一戦、香川は先発へ。クロップ体制の集大成「奪われたら奪い返す」。その中心として

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川真司も3年ぶり決勝の舞台へ

 21日付のキッカー紙はヴォルフスブルク戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。布陣は4-2-3-1である。

【GK】ランゲラク、【DF】右SBドゥルム、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ケール、2列目は右からムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。

 29日付の独大衆紙ビルトによれば、2日前にクロップは4-3-3のトレーニングを行った。4バックに、【MF】はギュンドアン、ケール、ヨイッチ、そして【FW】に香川、ロイス、オーバメヤン。今季のバイエルン戦で見られた、香川をボランチのアロンソの潰し役に当てたスタイルに似たようなものだったという。

 しかしビルト紙は、この4-3-3をあくまでバリエーションの一つと見なしており、ドルトムントはヴィルフスブルクを相手に通常の4-2-3-1で臨むと考えている。

 ヴォルフスブルクはグスタボとアーノルドのダブル・ボランチを敷いている。ビルドアップについては、CBからアロンソといった一定のルートがある訳ではない。アーノルドを起点とする速攻という武器が存在するので、もちろん香川にまず守備が求められることに変わりはないが、相手がダブル・ボランチであることを考えれば、やはり4-2-3-1で臨むのではないだろうか。

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