バイエルンが獲得から撤退したとされるラヒーム・スターリング【写真:Getty Images】
MFアリエン・ロッベンとフランク・リベリの代役探しに必死なバイエルン・ミュンヘンだが、リバプールのFWラヒーム・スターリング獲得からは手を引いたようだ。30日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
今季ロッベン、リベリの欠場が響き3冠を逃したバイエルン。来季は是が非でも3冠を獲得したいだけに両選手の代役探しに躍起になっている。
しかし、同紙によれば、獲得希望リストに名を連ねていたスターリングだったがリストから削除されたようだ。
2017年までリバプールと契約を残す同選手。しかし、週給10万ポンド(約1700万円)でに2020年までの延長オファーを拒否。チャンピオンズリーグでのプレーを希望し、移籍を決断したと言われている。
同選手にはマンチェスター・シティやレアル・マドリー等多くのクラブが興味を示していると言われ、バイエルンもその候補の一つとされていた。ところが、バイエルンはリストに名を挙げていてものの、高額な年俸に見合う選手か疑問を持ち、獲得には否定的な姿勢を見せていたと言われている。
さらに同選手の代理人もバイエルンには合わないと考えており、さらにはラファエル・ベニテス氏が就任濃厚なマドリーに気持ちが傾いているという。
そこで両翼の補強を必要としているもののバイエルンは、ターゲットをマンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ディ・マリア、アトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンの2選手に絞り込んだと見られている。
これらも含め補強について、マティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)は、『スカイ』で「根本的にチームを変える必要はない。何が助けとなるか見極める必要がある」と、コメントしている。
果たしてこの夏バイエルンはどう動くのか。
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