アシエル・イジャラメンディとファビオ・コエントラン【写真:Getty Images】
今夏の退団が濃厚と見られていたレアル・マドリーのDFファビオ・コエントランとMFアシエル・イジャラメンディは、最終的に残留する模様だ。スペイン紙『マルカ』が28日に伝えている。
同紙によると就任が有力視されているラファエル・ベニテス監督が反対しない限り、コエントランは引き続きマドリーでプレーする様だ。新たな左SBを獲得しようとしていた同クラブだが、バレンシアのDFホセ・ルイス・ガヤは契約を延長し、バイエルンのDFダビド・アラバを獲得するのは不可能と言っても過言ではないという。
更にマドリーは、ポルトのDFアレックス・サンドロにも関心を示しているが、今冬に右SBのダニーロを獲得した為、至難の業となる。
同紙によればコエントランは、新監督の到来を朗報と捉えているという。数ヶ月前まではマンチェスター・ユナイテッドと契約寸前だった同選手は、出場機会があるならばマドリーを好む模様だ。
一方、冬にアスレティック・ビルバオが獲得しようとしたイジャラメンディは、今年の夏も去るつもりはないとのこと。同紙によると、同選手もアンチェロッティ氏が解任されたことによって希望の光を見つけたとされる。
実際にイジャラは23日に「来季また会おう。常に応援してくれてありがとう。この家族の一員であることに誇りを持っている。アラ・マドリー!(マドリー万歳)」と、自身のツイッターで呟いている。
マドリーはベニテス監督がイジャラメンディを戦力に数えていると確信しているため、古巣レアル・ソシエダが提示した1500万ユーロ(約17億5千万円)+下部組織選手の優先交渉権のオファーを一蹴したと言う。
1年目、2年目ともソシエダで見せつけたパフォーマンスを披露できていない同選手は、ベニテスの下で本領を発揮することができるだろうか。
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