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ウルグアイ選手組合、スアレスの“噛み付き事件”への処分撤回をFIFAに要求「彼は被害者」

text by 編集部 photo by Getty Images

ウルグアイ選手組合、スアレスの“噛み付き事件”への処分撤回をFIFAに要求「彼は被害者」
ブラジルW杯での噛み付き事件により長期出場停止処分を受けたルイス・スアレス【写真:Getty Images】

 ウルグアイ選手組合が、昨年のブラジルW杯の“噛み付き事件”で科せられたバルセロナFWルイス・スアレスへの処分撤回をFIFAに要求したと29日付の英紙『ガーディアン』が報じている。

 ウルグアイ代表はブラジルW杯でイタリア代表と対戦。ゴール前の混戦から、スアレスがジョルジョ・キエッリーニの肩に噛み付いたことで、FIFAから代表戦9試合の出場停止、4ヶ月間のサッカー活動禁止処分を受けていた。

 世界選手連合(FIFPro)の顧問弁護士であるエルネスト・リオッティ氏は「FIFAに起きた汚職の疑いもあり、ここ数年のFIFAの判定も疑わなければならない。スアレスの出場停止の判定がこのFIFAの汚職に関わっているかどうか証明はありませんが、逆に関わっていないという保証もない」とコメントしている。

 これを受け、ウルグアイ選手組合はツイッターで「スアレスが賛成するのであれば、汚職している団体から下された出場停止処分の撤回を申し込む。スアレスはこの汚職事件の被害者である」と述べた。

 FIFAに広がった汚職事件は選手にまで影響を及ぼしてしまうのだろうか。

【了】

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