アーセナルのMFメスト・エジルが28日、大手メディア『ユーロスポーツ』で連覇をかけるFA杯の決勝へ向けて意気込みを語っている。

　アーセナルは30日、連覇と同時に同杯最多単独優勝をかけてアストンビラと対戦する。昨季の同杯王者は、現在優勝が11回。マンチェスター・ユナイテッドと優勝回数が並んでおり、優勝すれば単独で最多となる。

　エジルは、昨季の9年ぶりに獲得したFA杯を「クラブとファンは期待していたし、アーセナルはタイトルを期待されるようなビッグクラブ。（移籍後）最初の年でタイトルを獲得できた」と、振り返った。

　今回の決勝については「世界最古のカップ戦をウェンブリーでディフェンディングチャンピオンとして戦うことが出来る。それは特別なこと」と、感じているようだ。

　2009年にブレーメンに所属し、自身のゴールでDFBポカール（ドイツカップ）を獲得したエジル。FA杯と比べて「決勝は常に特別なもの。（昨季と）両方勝っているからさらに特別に感じたね」と、大きな違いは無かったと明かした。

　今回の決勝に向けて「僕らは燃えているし飢えている。そして常に集中している」と、今季最後のタイトル獲得に燃えている。

　しかし「僕らが有利に見られているけど、それが確実と言う保証はどこにもない。それが格下であれば特に難しい。彼らは0-3になってもあきらめることはしないからね」と油断はない。

　それでも「相手は僕らを恐れている。僕らが良いサッカーをするからね。難しいとは思う。でも僕らはタイトルを死守したい」と、自信を持って戦うつもりだ。

【了】