EL決勝で2ゴールを挙げたカルロス・バッカ【写真:Getty Images】
セビージャをヨーロッパリーグ(EL)2連覇に導いたFWカルロス・バッカの過去が話題を呼んでいる。
現地時間の27日に行なわれたEL決勝でセビージャはドニプロ相手に3-2と勝利を収めた。この試合でバッカは2ゴールを挙げ、チームのEL2連覇に大きく貢献している。
しかしながら、そんなバッカが自身の意外な過去を明かしている。スペイン紙『マルカ』に対し、「バスドライバーのアシスタントだった」と語った。
「20歳の時、僕はまだコロンビアの村に住んでいた。バスドライバーのアシスタントとして働いていたよ。生活はとても苦しかった。その後、僕は家族の生活のために切符切りをしたんだ」
その後、同選手はベネズエラ2部のミネルベン・ボリバルで経験を積み、コロンビア1部のバランキヤとアトレティコ・ジュニオールでプレーした。2012年にベルギー1部のクラブ・ブルッヘに移籍し、欧州に活躍の場を移している。
ブルッヘで1年を過ごしたバッカは2013年にセビージャに移籍。そこから長足の成長を遂げてきた。わずか8年でバスドライバー補佐から欧州の頂点へと駆け上がったバッカ。まるで映画のようなサクセスストーリーである。
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