FIFAのブラッター会長【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長は、27日にFIFA幹部複数が汚職事件によって逮捕された問題について、同連盟の公式ウェブサイトで声明を発表した。
ブラッター会長は今回の一連の問題を受け、「フットボールやファン、そしてFIFAにとって難しい状況です。今回の件が大勢の方々を失望させ、我々に対する見方に影響を与えたことは理解しています。不幸な事件となってしまいましたが、我々は米国とスイス当局の捜査を歓迎しており、FIFAがすでに推進している不正撲滅の対策をさらに強固にしてくれるものだと信じています」と、捜査に協力する姿勢を強調。
続けて、「多くの人々がこの急激な変化に落胆していますが、今回の逮捕は我々が昨年末にスイス当局へ関係書類を提出したことが発端となっています。今日の件を受け、2018年と2022年のワールドカップについて調査する独立倫理委員会は、当局が検挙した被疑者に国内外での活動禁止処分を下しました。FIFAは関係当局に協力し、あらゆる不正行為を根絶するため積極的な活動を行ってまいります」とコメントしている。
尚、ブラッター会長は、29日にFIFA会長選挙を控えており、5期目の選任を目指している。
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