FIFA会長選の延期を要求したUEFA【写真:Getty Images】
27日にFIFA幹部が汚職事件により複数人が逮捕された問題で、UEFAが29日に実施が予定されているFIFA会長選の延期を要求した。
UEFAは今回の一連の問題を受け、「UEFAはFIFAの不祥事に対してレッドカードを提示する」という声明文を公式サイトで発表し、「今回のFIFA総会は延期すべきだと強く確信している。FIFA次期会長選は今後6ヶ月以内に実施されるべきだ」との主張を述べた。
FIFA会長選はゼップ・ブラッター現会長とヨルダンのアリ王子との一騎打ちとなっており、当初はブラッター現会長の再選が有力視されていた。
また、UEFAは「FIFAに起こった悲惨な出来事は、サッカーへのイメージを損なうものであり、UEFAは深く悲しんでいる」とした上で、米捜査当局による調査を通じてFIFAが“再起動”されることを望んでいることも明らかにした。
万が一会長選が行われることがあれば、それは「FIFAによる茶番」だとし、「この問題が解決しない限り、サッカーを滅ぼす原因にもなりかねない」とFIFAを批判している。
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