好調のFW杉本健勇【写真:春木睦子】
Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第6節が27日に行われ、川崎フロンターレは横浜F・マリノスに2-1で勝利した。
試合を決めたのは、好調のFW杉本健勇だった。1-1で迎えた84分、CKに走り込みながら右足で合わせてネットを揺らした。「狙い続けていた」というニアサイドでの勝負を制した形だ。
23日のJ1リーグに続き、公式戦2試合連続ゴールとなった。しかし、本人は反省点を口にする。
「他のプレーでダメなところがいっぱいありましたし、失点の場面ももう少し自分のポジショニングが良ければクリアできてたと思うので、そういうところで甘さを見せずに続けてやっていきたい」
日本代表候補に選出されたが、「前より代表という場所を意識するようになった」と話すにとどめている。
それは恐らく、自身のプレーに満足していないからだろう。この日も勝利こそしたが、一時は同点に追いつかれている。
「2点目を先に取れていればもっと楽なゲームになったと思う」という言葉は、FWとしての責任感からだろう。
「もっともっとハードワークしないと」。さらなる成長へ、杉本は自分に言い聞かせるように話していた。
【了】