自叙伝『I am Zlatan』が大ヒットしたズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの自叙伝がノンフィクションでなかったことが明らかとなった。27日、英紙『ガーディアン』が報じている。
イブラヒモビッチは2013年に自叙伝『I am Zlatan』を発表、世界中で大ヒットセラーとなった。しかし、この本の共著者を務めたダヴィド・ラガークランツ氏は「私はジャーナリストではなかった」と告白している。
「私はイブラヒモビッチと徹底的に協力した。自分が知らないことだけを彼に尋ねたよ。ただ、私は彼の言葉を忠実に引用はしなかったんだ。彼に幻想を抱き、そして、物語を見出してしまった」
ラガークランツ氏は当初イブラヒモビッチ本人は内容に反発したことを明かしている。同氏は「彼は言ったよ。こんなこと言ってない!ってね」と語ったが、その後イブラヒモビッチが理解し、最終的に「彼は本当のストーリーだと思うことにした」と述べている。
同作品は元バルセロナ指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督との確執を赤裸々に書き記したことで大きな話題を呼んだ。この告白は新たな波紋を産みそうだ。
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