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【全質疑要旨】FIFA「我々は被害者」。幹部逮捕で緊急記者会見、会長の関与なしと18・22年W杯の予定通り開催を強調

text by 編集部 photo by Getty Images

「これはFIFAにとってポジティブなことだ」

【全質疑要旨】FIFA「我々は被害者」。幹部逮捕で緊急記者会見、会長の関与なしと18・22年W杯の予定通り開催を強調
FIFAのゼップ・ブラッター現会長【写真:Getty Images】

――ブラッター会長は前もってこの捜査について知っていたのか?

「今日のアクションは誰も知らなかった。もし知っていれば昨日は早く寝られたはずだ」

―ブラッター会長の今の気持ちはどんなものでしょうか?

「総会に向けて集中している。昨日よりストレスは溜まるが、今日彼が無関係であることが確認された」

――サッカーファンはこれまでいろいろなスキャンダルを見てきたが、それでもマイケル・ガルシア氏(元FIFA倫理委員会関調査局のトップで、ロシアとカタールのW杯招致における不正の内部調査報告書を作成したが、外部に公表する際に上層部によって内容が歪曲されたと申し立てて辞任)の調査報告書は公開しないのか?

「これについてはあなたの方が詳しいはずだ。ガルシア氏の報告書は捜査が解決したら公開するつもりだ」

――今日の捜査でFIFAは再び危機的な局面を迎えているのか?

「繰り返すが、いまは苦しい。多くの人の前で悪いことについて説明するのは気分が良くない。しかし、これはFIFAにとってポジティブなことだ。改善に向けた道を歩いているし、4年前から始まったこの道を歩き続けていきたい」

――カナダとアメリカには犯罪者の引き渡し条約がありますが、それでもブラッター会長は女子W杯に向かうのか?

「おそらく決勝に行くだろう。ブラッター会長がアメリカを回避する必要はない。スイスとアメリカは協力しているので、今回の件はブラッター会長に影響しない」

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