「事前に報じられたような家宅捜索はなかった」
米メディア『ニューヨーク・タイムズ』が27日、衝撃のニュースを一斉に報じた。スイス司法当局がFIFAの複数の幹部を汚職容疑で逮捕したというものだ。
現地時間27日の朝6時にスイス警察がチューリッヒ市内のホテルに滞在していた6名を逮捕し、FBIも過去20年間の汚職事件を調査し、FIFAを訴えたという。同時にその他8名を指名手配している。
この捜査についてFIFAのスポークスマンであるウォルター・デ・グレゴリオ氏は27日午前11時(現地時間)から記者会見を開いて説明した。以下はその要旨である。
=======
「まずスイス当局のリリースに関してコメントすることはない。FIFAとアメリカ政府が共同で調査を始めたのは昨年11月18日だ。公表されたタイミングは理想ではないが、FIFAはこの捜査を歓迎し、協力したいと考えている。
FIFAは被害を受けている。事前に報じられたような家宅捜索はなかった。また、事務局長とゼップ・ブラッター会長が関与した事実はない。
この件について様々な疑問があるとは思うが、リリースとして発表されていること以外、あまり話すことができない。
FIFA総会は予定通り行われる。この捜査と総会に関連はない。11時26分(現地時間)にこの情報を伝えているが、今日中か明日にはもっと情報を出せるはずだ。今は知っている情報しか出すことはできない」