イケル・カシージャス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのGKイケル・カシージャスは27日、スペインラジオ『カデナ・セル』のインタビューで自身の去就やチームの現状について言及した。
サポーターにブーイングを浴び、今夏退団すると噂されていたカシージャス。だが本人は「ここでキャリアを終えたい。その内マイナーなリーグに行くかもしれないけど、今は強く感じる。来季はここでの最初のシーズンかの様に挑むつもりだ」と、レギュラーGKの座を競う意思を示した。
観客の罵声に対して「いい加減にしてくれ、くそ食らえ」と吐いたリアクションに関しては「何も考えず出たリアクションだ。0-2で負けている時にブーイングなんかではなく僕は、一致団結して逆転を目指したかったんだ」と説明した。
つい最近ホセ・アンヘル・サンチェスGMと話した内容については「クラブの意思を聞き、続行して欲しいと言われた」と、クラブが同選手に残留を勧めたと言う情報を裏付けた。
カシージャスの去就に関係なく、マドリーはマンチェスター・ユナイテッドのGKデ・ヘアを獲得する意向だが「競争は大歓迎だよ。僕の契約にはレギュラーの座が義務付けられているわけではない」と、補強に臆しない姿勢を示した。
「デ・ヘアはとても良い選手だし現在と未来のキーパーだ。彼が来た場合は歓迎して手を貸すけど、ちゃんと競うよ。ユナイテッドで経験を積んでいるし彼ならプレッシャーに耐えられる」
カシージャスは、親友であるバルセロナのMFシャビの退団の仕方が羨ましいと報じられたが「羨ましくはないよ。去るわけではないからね。でも(盛大な退団に)嬉しいよ、彼に相応しい」と語った。
また、25日に解任されたアンチェロッティ氏については「会長とフロントはベストだと思う判断を下したんだと思う。個人的には我々に尽くしてくれたことを感謝したい」と、感謝の言葉を差し伸べた。
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