FA杯決勝の欠場が濃厚なウェルベック(左)と優勝に自信を見せるウォルコット(右)【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ダニー・ウェルベックが30日にウェンブリーで開催されるアストン・ヴィラとのFAカップ決勝に間に合わないとみている。
ウェルベックはひざに問題を抱えており、6月に行われるダブリンでのアイルランド代表との国際親善試合、そしてスロベニアとのEURO2016予選にも間に合うかどうかが疑問視されている。
ヴェンゲル監督は『Press Association Sport』に「ウェルベックは厳しいだろう。まだ練習していないからだ」と答えた。
だが、アーセナルはふくらはぎと足首に問題があったキャプテンのミケル・アルテタが11月末以来となるチームへの復帰を果たすかもしれない。
同監督は「アルテタは可能性がある。彼はフルトレーニングに戻っている」と明かした。また、ハムストリングを負傷していたマテュー・ドゥビュシーにも復帰のチャンスがあるという。
一方、セオ・ウォルコットは最終節ウェスト・ブロムウィッチ戦の前半にハットトリックを達成した好調ぶりがウェンブリーでのスタメンの座につながることを望んでいる。ウォルコットは昨季、ハル・シティ相手の決勝戦を逃していた。
ウォルコットは『Arsenal Player』で、「僕はサッカーをしたいだけだ。そして、機会が限られていたなかで、シーズン最終節でハットトリックを記録した。自分にできることを示せたのは良かったね。ファンも大きく喜んでくれたことを願っている」と語った。
アーセナルとの新契約をまだ結んでいないウォルコットだが、アーセナルは堂々とシーズンを終えることができると考えているようだ。
「このチームを強く信じている。僕らは週末にやれるはずだ。またトロフィーを獲得したい。自由に流れるようなサッカーであれば、僕らを倒すのは不可能だよ」
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。