来季休業の計画が浮上しているユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
今季限りで退任するボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督に来季は監督業を休む計画が浮上している。25日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
23日に行われた最終節では、クロップ監督の最後のホームだったこともあり試合後は、アウェイのブレーメンサポーターを含めた会場の全員が大きな声援を送った。
涙腺を緩ませながら深々と各スタンドに帽子を脱ぎ頭を下げて回ったクロップ監督。退任発表の際には、監督を休むつもりはないと明かしていたが、同紙によれば来季の開幕から指揮することはせず、最低でも半年は休む計画があるようだ。
また、次期候補としてバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリー、リバプールなど数多くの名が挙がっているがこれらも就任の可能性を否定している。
マドリー、リバプールに関しては、来季開幕から指揮をとれないこともあり可能性が少なく、さらにスペイン行きに関しても「私はほぼドイツ語しか出来ない。もし必要があるならスペイン語を学ばなければいけないね」と、すぐにスペインへ行くことはないことを示唆している。
またバイエルンに関しても「監督である限り想像できないことはない」と、可能性はあるとしつつも「今すぐには当然難しいだろうね」と、ライバルチームへの即座の移動が何を意味するのかを理解した上で否定している。
引く手あまたの同監督。DFBポカ―ル(ドイツカップ)決勝後の動向が注目される。
【了】