ペレス会長と解任が決まったアンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は25日、記者会見で2016年まで契約を交わしていたアンチェロッティ監督の解任を発表し、新監督は来週発表することを明かした。
現地時間20時に開かれた記者会見の1時間前にアンチェロッティ監督に解任の意思を伝えていたペレス会長は「フロントにとっては困難な決断だったけど、ここは簡単な決断を下すところではない、正しいと思う決断を下すところだ」と伝えた。
「アンチェロッティはこの2年間で私を含めフロントとサポーターの愛情を勝ち取った。デシマ(CL10杯目)は彼の下で達成し、我々の歴史の一部となったが、皆さんもご存知のようにここで要求されるのは最高レベルだから新たな勢いが必要だ」
判断を下した時については「ここ1週間で決めた。彼とは話したが紳士そのものだった。理解してくれたし全員と良好な関係を築いたけど、人間関係とプロとしての関係は違う」と付け加えた。
C・ロナウドやS・ラモスなど、発言力の高い数人の選手はイタリア人指揮官が続行するように公で幾度か要求したが、ペレス会長は「気に障ったりはしていない、むしろ正しい行為だと思う」と、理解を示した。
また、新監督がスペイン語を話すかと聞かれた際「スペイン語が話せた方が良いね」と述べた。やはりアンチェロッティの後釜は、ナポリのベニテス監督となるのか。
【了】