ウェストハムを退団するアラダイス監督【写真:Getty Images】
ウェストハムは24日、今季限りで契約満了を迎えるサム・アラダイス監督と来シーズン以降の契約を結ばないと公式ウェブサイトで発表した。
ウェストハムは同日に行われたプレミアリーグ最終節でニューカッスルに敗れ、12位でシーズンを終えた。今季のハマーズは開幕から新加入選手が得点を量産し、前半戦を上位で折り返した。しかし、年明けから勢いに陰りが見え始め、2月のFAカップ5回戦でWBAに大敗すると、アラダイス監督のフロントを批判する発言が物議を醸し、サポーターからは解任を要求する声が上がった。
クラブはニューカッスル戦終了直後に監督人事についての声明を発表。公式HPを通して「サム・アラダイスのこれまでの働きに感謝したい。我々は彼との契約を更新しないことを決定し、2016年夏に5万4000人収容のオリンピックスタジアムへの移転によって素晴らしい歴史を歩んでいける新しい哲学をもった監督を招きたい」とコメントした。
60歳のアラダイス監督は、イングランド国内の様々な中堅クラブを率い、2011年にウェストハムの指揮官に就任した。ロングボールを多用する戦術は古典的と評価される一方で、不調に喘ぐ選手を安価で獲得して再生させることを得意としていた。尚、アラダイス監督の今後の去就については何も明らかになっていない。
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