特設ステージでリーグ優勝を祝ったPSG
リーグ1が幕を閉じ、今季も順当にパリSGが優勝。3連覇を達成した。最終節を残して、37節でモンペリエに勝利した時点で優勝が決定。最終節の消化試合は、スタッド・ランスに3-2で勝ってホームサポーターを喜ばせた。
GKドゥシェーズやCBカマラら、普段はベンチを暖めるサブ組も多く起用されたが、とくに今季で引退するカマラにこの試合、ブラン監督はキャプテンの腕章を託した。07-8シーズンから所属する現メンバーで最古参のベテランに対する敬意を示したものだ。
試合終了の笛が鳴ると、カマラはスタンドからのコールを浴びながら、チームメイトに高々と胴上げされた。温和な性格で、選手達の良き兄貴分であった彼は、この後はスタッフ入りすることが決定している。
試合後は、花火やレーザーを使ったド派手な表彰セレモニーが用意されていた(PSGはこうした外から見える部分には惜しみなくお金を使うのだ…)。
その後のトロフィー授与式では、マルキーニョスやオーリエといったノリの良さげな若手だけでなく、思慮深そうなモッタまでもが頭を赤×青のPSGカラーに染め上げて登場。
特設ステージ上でアル・ケライフィ会長と抱き合って讃え合ったあと、ティリエズLFP会長から一人ずつ、優勝トロフィーを受け取った。
一人ひとりが名前を呼ばれるこのようなパフォーマンスでくっきり浮き出されるのはサポーターからの人気度だが、ダントツ1位はベラッティ。彼がステージに上がると会場から『マルコ・チャント』が沸き上がった。
少年のようなあどけない顔をして大物を喰うトリッキーなプレーを繰り出す彼は、イブラヒモビッチをもさしおいて、PSGの人気ナンバー1プレーヤーなのだ。