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リバプール、ジェラードのラストゲームを白星で飾れず。ストークに6失点大敗でEL出場も危機

text by 編集部 photo by Getty Images

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ストークに大敗したリバプールはジェラードのラストゲームを白星で飾ることは出来ず【写真:Getty Images】

【ストーク 6-1 リバプール プレミアリーグ最終節】

 イングランド・プレミアリーグ最終節が現地時間24日に全試合が一斉開催され、リバプールはストークと対戦した。

 前節はキャプテン、スティーブン・ジェラードのアンフィールド最後のゲームを白星で飾れなかったリバプールは難所ブリタニア・スタジアムに乗り込んで勝利を目指す。リバプールでのラストゲームとなったジェラードがスタメンを名を連ねた一方、移籍が報道されたスターリングはベンチスタートとなった。

 ジェラードのラストゲームであると同時に、ヨーロッパリーグ(EL)出場権となる5位を確保するためにも勝利が必要なリバプールだが、先制点はストーク。22分、アルナウトビッチが左サイドを突破して中央で待つアダムへパス。そのまま左足を振りぬくと、いったんはGKミニョレがセーブするもこぼれ球をディウフが押し込んだ。

 ストークは直後の26分、追加点を奪う。PA付近中央でボールを受けたディウフが強烈なミドルシュートをネットに突き刺し、リードを2点に広げた。ジェラードのためにも勝利を捧げたいリバプールに対し、ストークは容赦なく襲い掛かる。30分、クロスの対応をジャンが誤ったところをウォルタースがゴールに押し込んで3-0。

 さらに41分にはバタついたDFラインからボールを奪ったアダムが左足でミドルシュートを決めて4-0とした。前半終了間際の45分にはエンゾンジが強烈なシュートを叩き込んで5点目を奪った。

 ジェラードのためにも一矢報いたいリバプールはHTで低調なパフォーマンスだったモレノとジャンを下げてコロ・トゥーレとアイブを投入する。

 1点を返したいリバプールだが、前線がかみ合わず単調な攻撃が続いてしまう。だが、この状況に気を吐いたのはレッズのキャプテンだった。70分、DFラインを抜け出したジェラードがGKとの一対一を制してゴールに流し込み、1点を返す。

 しかし、86分にはディウフのクロスから途中出場のクラウチが打点の高いヘディングを叩きつけて6失点目。ジェラードのラストに花を添えたかったリバプールだが、終わってみれば今季最多となる6失点大敗で試合を終えた。

 EL出場権のためには5位を確保する必要があったリバプールだが、この敗戦によりエバートンに勝利したトッテナムと順位が入れ替わり、6位に転落。リバプールは、FA杯決勝でアーセナルがアストン・ヴィラに勝利した場合にEL出場権が回ってくる。

 最終戦はまさかの大敗でシーズンを終えたリバプール。これまで17年間のキャリアをリバプール一筋で過ごした偉大なキャプテンはこの試合を最後にアメリカへと向かう。

【得点者】
22分 1-0 ディウフ(ストーク)
26分 2-0 ディウフ(ストーク)
30分 3-0 ウォルタース(ストーク)
41分 4-0 アダム(ストーク)
45分 5-0 エンゾンジ(ストーク)
70分 5-1 ジェラード(リバプール)
86分 6-1 クラウチ(ストーク)

【了】

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