アーセナル復帰が不満だったと語るフランシンス・コクラン【写真:Getty Images】
今季アーセナルでMVP級の活躍をみせているMFフランシンス・コクラン。しかし、本人は12月の古巣復帰に不満を抱いていたようだ。23日、英紙『テレグラフ』が報じている。
アーセナルの下部組織出身ながら、昨季まで十分な出場機会を得ることができていなかったコクラン。今季も前半はベンチ生活が続いたことで11月に2部チャールトンにレンタル移籍した。その後、中盤に負傷者が続出したことでチームに復帰。主力選手としての定位置を確立した。
コクランは復帰の時の様子を次のように振り返った。
「ボス(アーセン・ヴェンゲル監督)が僕のところに来て言ったよ。『幸せそうに見えない』って。僕は『はい、その通りです』って答えた。アーセナルに帰ってきた時、僕は幸せじゃなかったんだ」
「僕は(チャールトンでは)2部とはいえ出場機会を得られていた。そして、ベンチに戻るのは紛れも無くフラストレーションが溜まることだったんだ」
それでも19節のウェストハム戦でアーセナルでの今季初スタメンを飾ると、一気に主力に定着。先日にはヴェンゲル監督が「彼の復帰は移籍金4000万ポンド(約54億円)にも値する」と絶賛した。
ついに才能を開花させたコクラン。来季もアーセナルの主力としてチームの躍進に貢献することはできるのだろうか。
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