リバプールに所属するMFコウチーニョ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するブラジル代表のMFフィリッペ・コウチーニョが、今季限りでの退団が噂されるブレンダン・ロジャース監督の残留を切望した。
2013年1月にリバプールに加入した22歳のコウチーニョは、ロジャース監督のもとで出場機会を増やすと、その持ち前の攻撃力が開花。今季はキャリアのなかでシーズン最多の公式戦出場数を記録し、クラブの年間最優秀選手賞にも選出された。しかし、チームはチャンピオンズリーグ出場圏外に終わり、カップ戦でもタイトルを獲ることができず、同選手を育ててくれた指揮官には批判が集まっている。
英紙『エコー』でコウチーニョは「ロジャース監督はこのクラブに相応しい人物だと思う。私は常に彼を信頼しているし、彼の下でプレーし続けたい。前に所属していたクラブ(インテル)ではプレー時間が限られていたが、ブレンダンがここに連れてきてくれたおかげで自分の力を証明できるチャンスを得ることができた。来シーズンはチームもさらに成熟するだろう。彼とともにトロフィーを勝ち取りたい」と指揮官の存在が自身の成長を促したと強調。
また、開幕前に得点王のFWルイス・スアレスが退団し、新加入選手と生え抜き若手選手の融合に時間を要したことについては「我々は経験が浅く、プレミア1年目の選手もいた。今シーズンは互いを理解することが重要だったが、来シーズンはそんなにゆっくりと戦えないことは理解している。新シーズンはチャンピオンズリーグ出場権を達成するために最初からトライしていきたい」とコメントした。
リバプールの最優秀選手賞受賞については「大きな驚きだった。特別な夜になったよ。怪我をしなかったことで多くの試合に出場することができた。個人的にはそれが大きかったと思う。まだまだ成長する余地があるし、このクラブで多くのゴールを演出していきたい」と喜びを語った。
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